FXのpips(ピップス)とは?計算方法と損益の出し方をわかりやすく解説

FX基礎知識

FXのpips(ピップス)とは?計算方法と損益の出し方をわかりやすく解説

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この記事でわかること

  • pips(ピップス)の意味と基本的な考え方
  • 通貨ペアごとのpipsの数え方(クロス円・ドルストレートなど)
  • pipsを使った損益計算の方法と具体例
  • ロット数とpipsの関係
  • pipsを活用した実践的なトレード管理術

FXを始めると、必ず目にするのが「pips(ピップス)」という単語です。「今日は+30pips取れた」「損切りは20pipsに設定」など、FXトレーダーの会話には欠かせない基本用語ですが、初心者にとっては「結局いくらの利益なの?」と疑問に思うことも多いでしょう。

この記事では、pipsの意味から通貨ペアごとの数え方、具体的な損益計算の方法まで、FX初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。

リスクに関する注意事項: FX(外国為替証拠金取引)は元本保証の金融商品ではありません。レバレッジにより、預けた証拠金以上の損失が発生する可能性があります。取引は余裕資金で行い、ご自身の判断と責任のもとでお願いいたします。

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pips(ピップス)とは何か

pipsの基本的な意味

pips(ピップス)とは、「Percentage in Point」の略で、FXにおける為替レートの最小変動単位を表す用語です。為替レートがどれだけ動いたかを通貨ペアに関係なく統一的に表現できる便利な単位として、世界中のトレーダーが使用しています。

たとえば、USD/JPY(ドル円)が148.500から148.600に動いた場合、「10pips上昇した」と表現します。

なぜpipsという単位を使うのか

FXではさまざまな通貨ペアを取引しますが、通貨ペアによって1単位の価値が異なります。「0.01円動いた」と「0.0001ドル動いた」では、金額の桁が違うため比較しにくくなります。

pipsを使うことで、どの通貨ペアでも「何pips動いた」「何pips獲得した」と統一的に表現できるため、異なる通貨ペアのトレード成績を比較したり、リスク管理を行ったりする際に非常に便利です。


通貨ペアごとのpipsの数え方

クロス円(JPYが絡む通貨ペア)

日本円が絡む通貨ペア(USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYなど)では、小数点以下第2位(0.01円=1銭)が1pipsとなります。

レート変動 pips
148.500 → 148.510 +1pips
148.500 → 148.600 +10pips
148.500 → 149.500 +100pips
148.500 → 148.490 −1pips

注意点:多くのFX会社では、レートが小数点以下第3位(0.001円)まで表示されています。これは「0.1pips」に相当し、「ポイント」や「ピペット」と呼ばれることがあります。

例:USD/JPYのレートが「148.523」と表示されている場合
– 148.523 → 太字部分の「52」がpipsの桁
– 末尾の「3」は0.1pips(ピペット)

ドルストレート(米ドルが後に来る通貨ペア)

EUR/USD、GBP/USD、AUD/USDなどの通貨ペアでは、小数点以下第4位(0.0001)が1pipsとなります。

レート変動 pips
1.08500 → 1.08510 +1pips
1.08500 → 1.08600 +10pips
1.08500 → 1.09500 +100pips

こちらも多くのFX会社では小数点以下第5位まで表示されており、末尾の1桁が0.1pipsに相当します。

その他の通貨ペア

通貨ペアの種類ごとに、pipsの位を整理すると以下のようになります。

  • JPYが含まれる通貨ペア:小数点以下第2位が1pips
  • JPYが含まれない通貨ペア:小数点以下第4位が1pips

基本的にこの2パターンを覚えておけば、ほとんどの通貨ペアに対応できます。FX用語集で他の基本用語も確認しておくと、学習がスムーズに進みます。


pipsを使った損益計算の方法

基本の計算式

FXの損益をpipsから金額に変換する基本式は以下のとおりです。

損益(円)= 獲得pips × 取引数量(通貨単位)× 1pipsの価値

クロス円の損益計算

クロス円の場合、1pips = 0.01円なので計算はシンプルです。

計算例1:USD/JPYで10pips獲得、1万通貨の場合
– 損益 = 10pips × 10,000通貨 × 0.01円
– 損益 = 1,000円

計算例2:EUR/JPYで−25pips、5万通貨の場合
– 損益 = −25pips × 50,000通貨 × 0.01円
– 損益 = −12,500円

クロス円の早見表

覚えておくと便利な「1pipsあたりの損益」をまとめました。

取引数量 1pipsの損益 10pipsの損益 100pipsの損益
1,000通貨 10円 100円 1,000円
1万通貨 100円 1,000円 10,000円
10万通貨 1,000円 10,000円 100,000円

1万通貨の場合、1pips = 100円と覚えておくのが最も実用的です。

ドルストレートの損益計算

ドルストレートの場合は、損益がまず米ドル建てで計算され、それを円に換算する手順が必要です。

計算例:EUR/USDで20pips獲得、1万通貨、USD/JPY=148.500の場合
1. 損益(ドル) = 20pips × 10,000通貨 × 0.0001 = 20ドル
2. 損益(円) = 20ドル × 148.500 = 2,970円

ドルストレートの計算はやや複雑に見えますが、実際にはFX会社の取引ツールが自動で円換算してくれるため、トレード中に手計算する必要はほとんどありません。


pipsとロット数の関係

ロット数が変わると損益も変わる

同じpips数を獲得しても、取引するロット数(通貨数量)によって損益金額は大きく異なります。

例:USD/JPYで+30pips獲得した場合
– 1,000通貨 → +300円
– 1万通貨 → +3,000円
– 10万通貨 → +30,000円

pipsは「為替レートの動き」を示すものであり、そこに「取引量」を掛け合わせて初めて損益金額が決まるという点を理解しておきましょう。

リスク管理にpipsを活用する

pipsの理解は、リスク管理に直結します。たとえば、口座資金が30万円で1回の取引リスクを資金の2%(6,000円)に抑えたい場合を考えてみましょう。

  • 損切り幅を30pipsに設定する場合
  • 6,000円 ÷ 30pips ÷ 100円(1万通貨の1pips) = 2万通貨

このように、pipsの概念を使うことで、適切なロットサイズを逆算できます。FXの必要資金の目安も参考にしながら、自分に合った取引サイズを見極めましょう。


pipsに関するよくある疑問

スプレッドとpipsの関係

FX会社が提示する「スプレッド」もpipsで表されます。たとえばUSD/JPYのスプレッドが0.2pipsの場合、エントリーした瞬間に0.2pips分のコスト(1万通貨で20円)が発生していることになります。

スプレッドが狭いほど取引コストが低くなるため、特にスキャルピングのような小さなpipsを狙うトレードスタイルでは、スプレッドの差が利益に大きく影響します。指値注文や逆指値注文など、注文方法の種類を理解しておくと、スプレッドの影響を考慮した注文が出しやすくなります。

「何pips取れれば良いのか」の目安

トレードスタイルによって目安は異なります。

  • スキャルピング:1回あたり3〜10pips程度
  • デイトレード:1回あたり10〜50pips程度
  • スイングトレード:1回あたり50〜200pips程度

ただし、重要なのはpips数だけではなく、リスクリワード比(損切り幅と利確幅の比率)です。10pipsの利確でも損切りが5pipsなら、リスクリワード比は2:1で十分に優位性があります。

pipとpipsの違い

「pip」は単数形、「pips」は複数形です。英語の文法に従ったものですが、日本語では「pips」で統一して使われることが一般的です。どちらを使っても意味は同じなので、特に気にする必要はありません。


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まとめ

pips(ピップス)はFXトレードにおける最も基本的な単位です。

  • pipsとは為替レートの最小変動単位であり、クロス円では0.01円、ドルストレートでは0.0001が1pipsに相当する
  • クロス円で1万通貨取引の場合、1pips = 100円と覚えておくと便利
  • 損益計算は「獲得pips × 取引数量 × 1pipsの価値」で求められる
  • pipsの概念はリスク管理(適切なロットサイズの計算)にも不可欠
  • スプレッドもpipsで表されるため、取引コストの比較にも使える

pipsの理解は、FXのあらゆる場面で必要になる基礎知識です。なお、FXはレバレッジを効かせた取引であるため、pips数は同じでもロット数によって大きな損失になる可能性があります。常にリスク管理を意識し、余裕資金の範囲で取引を行うようにしましょう。

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参考リンク: 金融庁 公式サイト – FX取引に関する規制や注意喚起の情報を確認できます。

※ 本記事で紹介しているDMM.com証券は、関東財務局長(金商)第1629号の登録を受けた金融商品取引業者です。

免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。本記事に記載の情報は執筆時点のものであり、最新の情報は各FX会社の公式サイトでご確認ください。

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