FXトレンドフォロー戦略入門|初心者でもできる順張り手法
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この記事でわかること
- トレンドフォロー(順張り)の基本的な考え方
- トレンドの見極め方と使用するテクニカル指標
- 初心者向けの具体的なトレンドフォロー手法3選
- エントリーと決済のタイミングの取り方
- トレンドフォローで失敗しないための注意点
相場の約7割はレンジ(横ばい)だと言われていますが、残り約3割のトレンド相場で大きな値幅を取れるかどうかが、FXの損益を左右します。金融先物取引業協会の統計(参考:金融先物取引業協会)によれば、安定して利益を出している個人トレーダーの多くが順張り戦略を基本としています。
トレンドフォローは「相場の流れに乗る」というシンプルな考え方に基づいており、FX初心者にとって最も取り組みやすい戦略のひとつです。「Trend is your friend(トレンドはあなたの友)」という格言があるように、大きな流れに逆らわずに取引することで、無理なく利益を狙える可能性があります。この記事では、トレンドフォロー戦略の基本から、具体的な手法、注意点までを初心者向けにわかりやすく解説します。
リスクに関する注意事項: FX(外国為替証拠金取引)は元本保証の金融商品ではありません。レバレッジにより、預けた証拠金以上の損失が発生する可能性があります。取引は余裕資金で行い、ご自身の判断と責任のもとでお願いいたします。
トレンドフォローとは何か
基本的な考え方
トレンドフォローとは、現在の相場のトレンド(方向性)を確認し、その方向に沿ってエントリーする手法のことです。上昇トレンドなら「買い」、下降トレンドなら「売り」でポジションを取ります。
- 上昇トレンド → 押し目(一時的な下落)で買いエントリー
- 下降トレンド → 戻り(一時的な上昇)で売りエントリー
相場の大きな流れに乗ることで、トレンドが続く限り利益が伸びやすいというメリットがあります。
順張りと逆張りの違い
| 項目 | 順張り(トレンドフォロー) | 逆張り |
|---|---|---|
| 基本方針 | トレンドに沿って売買 | トレンドに逆らって売買 |
| エントリー | 押し目買い・戻り売り | 天井売り・底値買い |
| 勝率 | やや低め(40〜55%程度) | やや高め(55〜65%程度) |
| リスクリワード比 | 大きくなりやすい | 小さくなりやすい |
| 初心者向き度 | 高い | やや低い |
勝率だけを見ると逆張りの方が高く見えますが、順張りはリスクリワード比が良くなりやすく、「損小利大」を実現しやすい特徴があります。トータルでの利益を考えたとき、初心者はまず順張りから始めることが推奨されます。
トレンドの見極め方
ダウ理論によるトレンド判定
最も基本的なトレンド判定法は「ダウ理論」です。
- 上昇トレンド:高値と安値がともに切り上がっている状態
- 下降トレンド:高値と安値がともに切り下がっている状態
- レンジ(横ばい):高値・安値に明確な方向性がない状態
チャート上で直近の高値・安値を結んでみて、方向性を確認する習慣をつけましょう。チャートの読み方の基本をマスターしておくと、トレンド判定がよりスムーズになります。
移動平均線(MA)を使ったトレンド判定
移動平均線は、トレンドの方向と強さを視覚的に把握できる最もポピュラーなテクニカル指標です。
基本的な見方:
- 移動平均線が右肩上がり → 上昇トレンド
- 移動平均線が右肩下がり → 下降トレンド
- ローソク足が移動平均線の上にある → 買い優勢
- ローソク足が移動平均線の下にある → 売り優勢
おすすめの設定:
- 短期:20期間(20MA)
- 中期:75期間(75MA)
- 長期:200期間(200MA)
短期MAが中期MA・長期MAの上にある状態を「パーフェクトオーダー」と呼び、強い上昇トレンドのサインとされています(下降トレンドはこの逆)。
ADX(Average Directional Index)
ADXはトレンドの「強さ」を数値で表すインジケーターです。
- ADXが25以上:トレンドが発生している
- ADXが25未満:トレンドが弱い、またはレンジ相場
トレンドフォロー戦略はトレンドが発生しているときに有効なため、ADXを併用することでエントリーの精度を高められます。
初心者向けトレンドフォロー手法3選
手法1:移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロス
概要: 短期MAと中期MAの交差をシグナルとして使う最もシンプルな手法です。
ルール:
– 買いシグナル:20MAが75MAを下から上に抜けた(ゴールデンクロス)
– 売りシグナル:20MAが75MAを上から下に抜けた(デッドクロス)
– 200MAの傾きで大きなトレンドの方向を確認し、その方向のシグナルのみ採用
エントリー例(上昇トレンドの場合):
1. 200MAが右肩上がりであることを確認
2. 20MAが75MAをゴールデンクロス
3. 次のローソク足の始値でロングエントリー
4. 損切り:直近安値の少し下
5. 利確:損切り幅の2倍以上、または20MAを明確に割り込んだとき
手法2:押し目買い・戻り売り(MA反発)
概要: トレンド中の一時的な調整(押し目・戻り)を狙い、移動平均線で反発するポイントでエントリーする手法です。
ルール:
1. 上昇トレンドを確認(20MA > 75MA > 200MA)
2. ローソク足が20MAまたは75MA付近まで下落(押し目)
3. MAで反発する陽線(上昇のローソク足)が確定したらロングエントリー
4. 損切り:反発した安値の少し下
5. 利確:直近高値付近、または損切り幅の2〜3倍
この手法はトレンドの途中からでもエントリーできるため、ゴールデンクロスを待つよりもチャンスが多いのが特徴です。
筆者が実際にこのMA反発の押し目買いを使ったトレード例を紹介します。ユーロドルの日足でパーフェクトオーダー(20MA>75MA>200MA)を確認した状態で、4時間足の75MAまで価格が下落してきたタイミングを待ちました。75MA付近でピンバー(長い下ヒゲの陽線)が出現したため、1.0850ドルでロングエントリー。損切りは直近安値の1.0810ドル(-40pips)、利確は1.0950ドル(+100pips)に設定しました。結果的に3日後に利確目標に到達し、リスクリワード比1:2.5のトレードとなりました。このように、上位足のトレンド方向と下位足のエントリーポイントを組み合わせることで、勝率の高いトレードが可能になります。
手法3:ブレイクアウト+トレンドフォロー
概要: レンジ相場からのブレイクアウトを狙い、新しいトレンドの初動に乗る手法です。
ルール:
1. チャート上で明確なレンジ(高値と安値が一定の範囲内で推移)を確認
2. レンジの上限(レジスタンス)をローソク足の実体が上抜けたら買いエントリー
3. レンジの下限(サポート)をローソク足の実体が下抜けたら売りエントリー
4. 損切り:レンジの内側(上抜けの場合はレンジ上限の少し下)
5. 利確:レンジの幅と同じ値幅、またはトレーリングストップ
注意点: ブレイクアウトには「だまし」(一度抜けてからレンジ内に戻る動き)がつきものです。出来高の増加や、上位足のトレンド方向と一致しているかを確認することで、だましを減らすことができます。
トレンドフォローの決済戦略
利確のタイミング
トレンドフォローで最も難しいのが「どこで利確するか」です。以下の方法を使い分けましょう。
- 固定pips:あらかじめ決めたpips数に達したら利確(例:50pips)
- リスクリワード比:損切り幅の2倍・3倍に利確を設定
- トレーリングストップ:含み益が伸びるに従って、損切りラインを切り上げ(切り下げ)ていく方法
- テクニカル指標:移動平均線を割り込んだとき、RSIが過熱圏に達したときなど
初心者には「リスクリワード比2:1」を基準にした利確がおすすめです。損切り20pipsなら利確40pipsを目安に設定しましょう。特にデイトレードでトレンドフォローを実践する場合、この比率を意識することで安定した成績につながりやすくなります。
損切りの設定
トレンドフォローの損切りは、「トレンドが否定される水準」に置くのが基本です。損切りルールの詳しい設定方法も参考にしてください。
- 押し目買いの場合:押し目の安値の少し下
- 戻り売りの場合:戻りの高値の少し上
- ブレイクアウトの場合:ブレイクしたラインの内側
「なんとなく」ではなく、明確な根拠を持って損切りラインを設定することが重要です。
トレンドフォローで失敗しないための注意点
レンジ相場では使わない
相場の約7割はレンジ(横ばい)だと言われています。トレンドフォロー戦略はトレンドが出ているときにのみ有効であり、レンジ相場で無理にエントリーすると「往復ビンタ」(買っても売っても負ける状態)になりがちです。
「今はトレンドが出ているのか、レンジなのか」を判断してからエントリーする習慣をつけましょう。
トレンドの終わりに注意する
どんなに強いトレンドもいつかは終わります。以下のサインが出たら、トレンドの終了に注意が必要です。
- 高値(安値)の更新幅が徐々に小さくなる
- 出来高(ティック数)が減少する
- ADXが低下し始める
- 長いヒゲのローソク足が出現する
過信しない
トレンドフォローは優れた戦略ですが、「トレンドに乗れば必ず利益が出る」というものではありません。だましブレイクやトレンドの急反転は日常的に起こります。必ず1回1回のトレードに適切な損切りを設定し、1回の負けが致命的にならないよう資金管理を徹底してください。
FXはレバレッジを効かせた取引であり、元本を超える損失が生じるリスクがあります。過度なロットでのトレードは避け、余裕資金の範囲内で取り組みましょう。
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まとめ:次にやるべきこと
トレンドフォロー(順張り)は、FX初心者が最初に学ぶべき王道の手法です。
どんな手法にも勝てるときと負けるときがあります。トレンドフォローも例外ではなく、連敗する時期が必ずあることを理解したうえで、以下のステップで実践に移りましょう。
ステップ1:チャートにMA3本を表示する
まずは20MA・75MA・200MAを表示し、過去のチャートで「パーフェクトオーダーが発生している期間」を探してみましょう。トレンドが視覚的に見えるようになります。
ステップ2:過去チャートで手法を検証する
記事で紹介した3つの手法(MAクロス、MA反発、ブレイクアウト)を過去のチャート上で検証してみてください。少なくとも20回分のシミュレーションを行い、勝率とリスクリワード比を計算しましょう。
ステップ3:デモ口座でリアルタイム練習する
過去チャートでの検証結果が良好であれば、デモ口座でリアルタイムのトレードを開始します。ADXで「トレンドが出ているか」を確認する習慣も同時につけましょう。
ステップ4:少額リアルトレードへ移行する
資金管理を最優先に、1回のリスクを口座資金の2%以内に抑えてスタートしてください。FX会社選びの際は、金融庁の登録業者一覧を確認しておくと安心です。
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