FXの取引時間帯を解説|稼ぎやすい時間はいつ?
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この記事でわかること
- FXが24時間取引できる仕組みと3大市場の時間帯
- 東京・ロンドン・ニューヨーク各市場の値動きの特徴
- 時間帯ごとに動きやすい通貨ペア
- 会社員でも実践できる時間帯別トレード戦略
- 取引を避けるべき時間帯とその理由
BIS(国際決済銀行)の統計によると、世界の外国為替取引量は1日あたり約7.5兆ドルにのぼり、そのうちロンドン市場が約38%、ニューヨーク市場が約19%、東京市場が約4.5%のシェアを占めています。この取引量の偏りが、時間帯ごとの値動きの違いを生み出しています。
FXは株式市場と異なり、平日であればほぼ24時間取引が可能です。しかし、「いつでも取引できる=いつでも稼げる」というわけではありません。時間帯によって値動きの大きさや特徴は大きく異なり、自分のライフスタイルに合った時間帯を選ぶことがトレード成績を左右します。
この記事では、FXの取引時間帯の基本から、各市場の特徴、そして会社員の方でも取り組みやすい時間帯戦略まで詳しく解説します。
リスクに関する注意事項: FX(外国為替証拠金取引)は元本保証の金融商品ではありません。レバレッジにより、預けた証拠金以上の損失が発生する可能性があります。取引は余裕資金で行い、ご自身の判断と責任のもとでお願いいたします。
筆者の体験:時間帯で変わるトレードのしやすさ
筆者が最初に取引を始めたとき、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯(日本時間22時〜翌2時頃)が最も値動きが活発で、トレードしやすいと感じました。逆に東京時間の午前中は値動きが小さく、利益を出しにくい印象でした。
この経験から、「いつ取引するか」がFXの成績に大きく影響することを実感しています。以下では、各市場の特徴を体系的に整理していきます。
FXが24時間取引できる理由
FXは世界中の金融市場がリレーのようにバトンを渡しながら動いています。ある市場が閉まる頃には別の市場が開くため、月曜の早朝から土曜の早朝まで途切れることなく取引が続きます。
具体的には以下の順番で市場が動きます。
- オセアニア市場(ウェリントン・シドニー)
- 東京市場(アジア)
- ロンドン市場(ヨーロッパ)
- ニューヨーク市場(北米)
このうち、取引量が特に多いのが東京・ロンドン・ニューヨークの3大市場です。それぞれの時間帯と特徴を詳しく見ていきましょう。
東京市場(9:00〜17:00)
基本的な特徴
東京市場は日本時間の9:00頃から本格的に動き始め、17:00頃まで活発に取引されます。アジア・オセアニア圏の参加者が中心で、世界3大市場の中では取引量がもっとも少ない時間帯です。
値動きの傾向
- 比較的穏やかな値動き:ロンドンやNYに比べると値幅は小さめです
- レンジ相場になりやすい:大きなトレンドが発生しにくく、一定の範囲内で上下する傾向があります
- 仲値(9:55)前後に動きやすい:銀行が対顧客向けの基準レートを決定する「仲値」の時間帯は、ドル円を中心にやや大きな動きが見られます
- ゴトー日(5・10のつく日)は特に注目:企業の決済需要が集中するため、ドル買い方向に動きやすい傾向があります
動きやすい通貨ペア
- USD/JPY(ドル円)
- AUD/JPY(豪ドル円)
- AUD/USD(豪ドル米ドル)
- NZD/USD(NZドル米ドル)
東京市場は、レンジ相場を得意とするトレーダーや、比較的リスクを抑えた取引をしたい方に向いています。なお、時間帯ごとに動きやすい通貨ペアの選び方については「おすすめ通貨ペア3選」で詳しく解説しています。
ロンドン市場(16:00〜翌2:00)
基本的な特徴
ロンドン市場は世界最大の外国為替市場です。全世界のFX取引の約40%がロンドンを経由しているとも言われ、取引量・流動性ともに最大です。日本時間では夏時間で16:00頃、冬時間で17:00頃にオープンします。
値動きの傾向
- トレンドが発生しやすい:参加者が多く取引量が豊富なため、一方向に強く動くことがあります
- 東京市場のレンジをブレイクすることが多い:東京時間に形成されたレンジの上限・下限を突破する動きが頻繁に起こります
- 欧州の経済指標に反応:ECBの政策発表や欧州各国の経済指標で大きく動くことがあります
- ロンドンフィキシング(翌1:00/冬時間は翌2:00):機関投資家の大口注文が集中し、一時的に大きな値動きが発生します
動きやすい通貨ペア
- EUR/USD(ユーロドル)
- GBP/USD(ポンドドル)
- EUR/JPY(ユーロ円)
- GBP/JPY(ポンド円)
ロンドン市場はトレンドフォロー型のトレードに適していますが、値動きが大きい分、損失も拡大しやすい点には注意が必要です。
ニューヨーク市場(21:00〜翌6:00)
基本的な特徴
ニューヨーク市場はロンドンに次ぐ取引量を誇ります。特に日本時間21:00〜翌2:00頃は、ロンドン市場と重なる「ゴールデンタイム」と呼ばれ、1日の中で最も取引が活発になります。
値動きの傾向
- 21:00〜翌2:00は1日で最も値動きが大きい:ロンドンとNYの参加者が同時に取引するため、流動性と値動きがピークに達します
- 米国の経済指標に大きく反応:雇用統計、FOMC、CPI(消費者物価指数)などの重要指標発表時は数十pips〜100pips以上動くこともあります
- NY午後(翌2:00以降)は徐々に落ち着く:ロンドン勢が退出した後は値動きが小さくなる傾向があります
- 週末に向けたポジション調整:金曜のNY市場では、週末リスクを避けるためのポジション整理が行われ、独特の値動きになることがあります
動きやすい通貨ペア
- EUR/USD(ユーロドル)
- USD/JPY(ドル円)
- GBP/USD(ポンドドル)
- USD/CAD(米ドルカナダドル)
時間帯別の値動きの大きさ比較
各時間帯のドル円の平均的な値幅を比較すると、おおよそ以下のようになります(あくまで目安であり、相場環境によって大きく変わります)。
| 時間帯 | 目安の値幅(ドル円) | 特徴 |
|---|---|---|
| 早朝(6:00〜8:00) | 10〜20pips | 流動性低く、スプレッド拡大に注意 |
| 東京市場(9:00〜15:00) | 20〜40pips | 穏やかなレンジ相場が多い |
| ロンドン市場(16:00〜21:00) | 30〜60pips | トレンド発生しやすい |
| NY+ロンドン重複(21:00〜翌2:00) | 40〜80pips | 1日で最も活発 |
| NY午後(翌2:00〜6:00) | 10〜30pips | 徐々に沈静化 |
※上記の数値は一般的な目安であり、相場状況や経済イベントによって大きく変動します。
取引を避けるべき時間帯
すべての時間帯が取引に適しているわけではありません。以下の時間帯は特に注意が必要です。
早朝(6:00〜7:00頃)
市場参加者が極端に少なく、スプレッド(売値と買値の差)が通常より大幅に広がります。この時間帯に取引すると、エントリーした瞬間にすでにコスト負けしている状態になりかねません。
重要指標発表の直前・直後
雇用統計やFOMCなどの重要指標発表前後は、値動きが非常に激しくなります。初心者のうちは指標発表の前後30分〜1時間は取引を控えるのが無難です。
クリスマス・年末年始
市場参加者が極端に減少するため、流動性が低下します。予想外の値動きが起こりやすく、リスク管理が難しくなります。
月曜の窓開け
週末にリスクイベントがあった場合、月曜の開場時にレートが大きく飛ぶ「窓開け」が発生することがあります。金曜にポジションを持ち越す際は十分注意してください。
会社員向け|時間帯別トレード戦略
「日中は仕事で取引できない」という会社員の方にも、FXは取り組みやすい投資です。むしろ、値動きが最も活発になるのは夜の時間帯なので、会社員にとって有利とも言えます。会社員がFXに取り組む際の注意点については「会社員がFXで副業する方法」もあわせてご覧ください。
帰宅後のゴールデンタイム(21:00〜24:00)を活用する
この時間帯はロンドンとNYが重なり、最も取引が活発です。トレンドが発生しやすく、1日の中で最もチャンスが多い時間帯と言えます。
具体的な戦略例:
- 帰宅後にチャートを確認し、ロンドン市場で形成されたトレンドの方向を把握する
- 21:00〜22:00頃にトレンド方向への押し目・戻りを狙ってエントリー
- 就寝前(24:00頃)までに決済するか、逆指値を設定して損失を限定する
朝の時間を活用する(7:00〜8:30)
出勤前の時間帯は流動性が低めですが、前日のNY市場の動きを確認し、その日のトレード計画を立てるのに適しています。
具体的な活用法:
- 前日のNY市場の終値と値動きをチェック
- その日の重要な経済指標の発表時間を確認
- 夜のトレードに向けた戦略を立てておく
昼休みの仲値トレード(11:30〜12:30)
仲値が決まった後のドル円の動きを確認し、短時間のトレードを行う方法もあります。ただし、スマートフォンでの取引は操作ミスのリスクもあるため注意が必要です。
時間帯を意識したトレードで大切なこと
自分の生活リズムに合った時間帯を選ぶ
「稼ぎやすい時間=自分にとってベストな時間」とは限りません。無理に深夜まで起きてトレードを続けると、睡眠不足で判断力が鈍り、かえって損失を出しやすくなります。継続できる時間帯を選ぶことが何より重要です。
同じ時間帯で経験を積む
毎回異なる時間帯で取引すると、値動きの癖をつかみにくくなります。できるだけ決まった時間帯で取引を繰り返し、その時間帯特有のパターンを体で覚えていくことが上達への近道です。
リスク管理を徹底する
値動きが大きい時間帯ほど利益のチャンスが増えますが、同時に損失リスクも高まります。どの時間帯で取引する場合でも、損切り注文(ストップロス)の設定は必ず行ってください。FXにはレバレッジがかかっているため、想定外の値動きで大きな損失を被る可能性があります。
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よくある質問
Q. 初心者に最適な時間帯は?
A. 会社員や学生の方には、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる21:00〜24:00がおすすめです。取引量が多く値動きが活発なため、トレンドが発生しやすく、初心者でもトレンドフォロー型の手法を実践しやすい時間帯です。ただし、値動きが大きい分、損切り設定は必ず行いましょう。
Q. 土日は取引できる?
A. 基本的に土曜の早朝〜月曜の早朝はFX取引ができません。世界中の主要な為替市場が閉まるためです。ただし、中東の一部市場は土日も動いており、週明けにレートが飛ぶ「窓開け」の原因になることがあります。週末にポジションを持ち越す場合は十分ご注意ください。
Q. 早朝のスプレッドが広がる理由は?
A. 日本時間の早朝(6:00〜7:00頃)は、ニューヨーク市場が閉まりオセアニア市場しか開いていないため、市場参加者が極端に少なく流動性が低下します。流動性が低いと売値と買値の差(スプレッド)が広がりやすくなり、取引コストが大幅に増えます。この時間帯のトレードは初心者にはおすすめしません。
まとめ
FXの取引時間帯にはそれぞれ明確な特徴があります。
- 東京市場(9:00〜17:00):穏やかなレンジ相場が多く、低リスク志向の方に向いている
- ロンドン市場(16:00〜翌2:00):世界最大の取引量を誇り、トレンドが発生しやすい
- ニューヨーク市場(21:00〜翌6:00):特にロンドンとの重複時間帯(21:00〜翌2:00)が1日の中で最も活発
- 会社員の方は帰宅後の21:00〜24:00がゴールデンタイム
ただし、どの時間帯で取引するにしても、損切りの設定やレバレッジの管理といったリスク管理は欠かせません。FXは元本が保証された投資ではなく、投資した資金を失うリスクがある点を常に意識しましょう。
まずはデモトレードや少額取引で各時間帯の値動きを体感し、自分に合った時間帯を見つけることから始めてみてください。
参考リンク: 一般社団法人 金融先物取引業協会(FFAJ) – FX取引に関する統計情報や投資家保護の情報を掲載しています。
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