エンジニアはフリーランスと会社員どっちがいい?収入・安定性・自由度を比較

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エンジニアはフリーランスと会社員どっちがいい?収入・安定性・自由度を比較

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フリーランスエンジニアの平均年収は約700〜900万円(レバテックフリーランス調査、2025年)。一方、会社員エンジニアの平均年収は約500〜600万円(doda調査、2025年)。数字だけ見ると「フリーランスのほうが圧倒的に稼げる」と思えますが、この差には社会保険料や経費、安定性のトレードオフが含まれています。

この記事では、フリーランスと会社員のリアルな違いを、収入・安定性・自由度・税金・キャリアの5つの軸で比較します。筆者自身は会社員として勤務しながらフリーランスの知人も多くいるため、両方の視点からお伝えします。

この記事でわかること

  • フリーランスと会社員の収入差のリアルな内訳
  • 安定性・自由度・税金の比較
  • フリーランスに向いている人・向いていない人の特徴
  • 独立のベストなタイミング
  • 会社員のまま収入を増やす方法


フリーランスと会社員の比較表

比較軸 フリーランス 会社員
年収 700〜900万円(平均) 500〜600万円(平均)
手取り率 約60〜70%(税金・社保・経費控除後) 約75〜80%(税金・社保控除後)
安定性 案件ごとの契約、途切れるリスクあり 雇用契約で安定した収入
自由度 案件・時間・場所を選べる 会社の方針に従う
社会保険 国民健康保険・国民年金(全額自己負担) 健康保険・厚生年金(会社と折半)
有給休暇 なし(休むと収入減) 法定で付与
退職金 なし 制度がある企業あり
福利厚生 なし 住宅手当・家族手当など
税務 確定申告が必須 年末調整で基本完結
ローン審査 不利になるケースが多い 有利

収入を比較する

額面の差

フリーランスの案件単価は、同じスキルレベルの会社員の年収より高い傾向にあります。企業がフリーランスに支払う報酬には、社会保険料や福利厚生費が含まれていないためです。

例: 月単価70万円のフリーランスの場合

項目 金額(年額)
売上 840万円
国民健康保険 約80万円
国民年金 約20万円
所得税・住民税 約120万円
経費 約60万円
手取り概算 約560万円

例: 年収600万円の会社員の場合

項目 金額(年額)
額面 600万円
健康保険・厚生年金(自己負担分) 約90万円
所得税・住民税 約60万円
手取り概算 約450万円

額面ではフリーランスのほうが大きく見えますが、手取りベースで比較すると差は縮まります。さらに、会社員には有給休暇・退職金・福利厚生があることを考慮する必要があります。

収入の変動リスク

フリーランスは案件が途切れると収入がゼロになるリスクがあります。筆者の周囲でも、案件の切り替わり時に1〜2ヶ月のブランクが生じた方がいます。生活費の6ヶ月分以上の貯蓄を確保しておくことが推奨されます。

安定性を比較する

会社員の安定性

  • 解雇規制が厳しく、簡単にはクビにならない
  • 病気やケガで休んでも傷病手当金がある
  • 雇用保険による失業給付がある
  • 住宅ローンの審査に通りやすい

フリーランスの安定性

  • 案件が途切れる可能性がある
  • 病気やケガで働けないと収入がゼロに
  • 雇用保険の対象外
  • 住宅ローンの審査が厳しくなる

安定性を重視するなら会社員のほうが有利です。ただし、技術力が高く需要のあるスキルを持っていれば、フリーランスでも安定的に案件を受注できるケースは多いです。

自由度を比較する

フリーランスの自由度

  • 案件選択: 技術スタックや業界を自分で選べる
  • 働く場所: リモートOKの案件が多い
  • 働く時間: 稼働時間を調整しやすい
  • 報酬交渉: スキルに応じて単価を上げやすい

会社員の自由度

  • 技術スタックは会社のプロジェクトに依存
  • リモートワーク可否は会社の方針次第
  • 勤務時間は基本的に固定(フレックス制度がある場合もある)
  • 年収は評価制度に基づいて決定

自由度を重視する方にはフリーランスが魅力的ですが、「自由=自己管理」です。スケジュール管理や営業を自分で行う必要がある点は理解しておきましょう。

税金・社会保険を比較する

フリーランスの税務

  • 毎年の確定申告が必要
  • 青色申告で65万円の特別控除が受けられる
  • 経費として計上できる範囲が広い(PC、通信費、書籍、交通費など)
  • インボイス制度への対応が必要(2023年10月〜)

会社員の税務

  • 年末調整で基本的に完結
  • 副業がなければ確定申告は不要
  • 経費を自分で計上することは基本的にできない

税務に不安がある方は、クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を使えば、確定申告のハードルは大幅に下がります。

フリーランスに向いている人・向いていない人

向いている人

  • 特定の技術領域で高いスキルを持っている
  • 自己管理能力が高い
  • 営業や交渉が苦にならない
  • 収入の変動に耐えられる貯蓄がある
  • 自由な働き方を最優先にしたい

向いていない人

  • 安定した収入がないと不安を感じる
  • 確定申告や事務作業が苦手
  • チームで働くことが好き
  • 住宅ローンや大きな買い物を予定している
  • マネジメント職を目指している

会社員のままでも年収は上げられる

フリーランスにならなくても年収を上げる方法はあります。転職、副業、スキルアップなど、会社員のまま収入を増やす手段も検討してみてください。

詳しくは「30代エンジニアが年収を上げる5つの方法」で解説しています。

独立のベストなタイミング

フリーランスへの独立を検討している場合、以下のタイミングが適しています。

スキル面

  • 実務経験が3年以上ある
  • 特定の技術領域で即戦力になれる
  • ポートフォリオやGitHubで技術力を示せる

財務面

  • 生活費6ヶ月分以上の貯蓄がある
  • 住宅ローンなど大きな借入の予定がない
  • 確定申告の基礎知識がある

キャリア面

  • フリーランスエージェント経由で案件が見つかる見込みがある
  • 前職のつながりで案件を紹介してもらえる
  • 将来的に会社員に戻る選択肢も視野に入れている

「副業フリーランス」という選択肢

いきなり独立するのが不安な場合は、会社員を続けながら副業として案件を受ける「副業フリーランス」という選択肢もあります。

  • 会社の副業規定を確認する
  • 土日や平日夜に稼働できる案件を探す
  • フリーランスの働き方を体験してから独立を判断する

副業の具体的な始め方は「エンジニアの副業おすすめ7選」を参考にしてください。

よくある質問

Q. フリーランスから会社員に戻ることはできますか?

A. はい、可能です。フリーランスで培った技術力や多様な案件の経験は、転職時にプラスに評価されます。ただし、ブランクが長い場合は最新技術のキャッチアップが必要になることもあります。

Q. フリーランスエージェントは使ったほうがいいですか?

A. 独立直後は案件探しの効率化のためにエージェントを使うのがおすすめです。レバテックフリーランス、Midworks、PE-BANKなどが代表的なサービスです。慣れてきたら直接契約に切り替えると、中間マージンを抑えられます。

Q. フリーランスになるとローンが組めなくなるって本当ですか?

A. 完全に組めなくなるわけではありませんが、審査は厳しくなります。安定した売上が3年以上あれば審査に通るケースもあります。住宅ローンを検討している場合は、会社員のうちに審査を通しておくのが現実的です。

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まとめ

フリーランスと会社員、それぞれの特徴を整理します。

  • フリーランスは額面年収が高いが、手取りベースで比較すると差は縮まる
  • 安定性を重視するなら会社員、自由度を重視するならフリーランス
  • フリーランスの独立は実務経験3年以上・貯蓄6ヶ月分以上がひとつの目安
  • 「副業フリーランス」でまず体験してから判断するのもおすすめ
  • 会社員のまま年収を上げる方法(転職・副業・昇進)もある

どちらが「正解」ということはありません。自分の価値観・ライフステージ・リスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。



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