エンジニア転職のポートフォリオの作り方|書類通過率を上げる具体例付き

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エンジニア転職のポートフォリオの作り方|書類通過率を上げる具体例付き

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「ポートフォリオを作りたいけど、何を載せればいいかわからない」——エンジニア転職を考えている方なら、一度はこの悩みにぶつかったことがあるのではないでしょうか。

筆者も初めての転職の際、ポートフォリオの作り方がまったくわからず苦労しました。結局、見よう見まねで作ったGitHubリポジトリが面接で話題になり、書類通過につながった経験があります。現在はPMとしてエンジニアの採用面接にも関わる立場から、「こういうポートフォリオだと評価が高い」というポイントがわかるようになりました。

この記事では、書類通過率を上げるポートフォリオの作り方を、具体例つきで解説します。

この記事でわかること

  • ポートフォリオに何を載せるべきか
  • GitHubの整え方と見せ方のコツ
  • READMEの書き方テンプレート
  • 個人開発プロジェクトのアイデア例
  • PM・マネジメント職のポートフォリオの作り方


なぜポートフォリオが必要なのか

書類選考での差別化

エンジニア転職では、職務経歴書だけではスキルの実力がわかりにくいケースが多いです。特に自社開発企業やWeb系企業では、「実際に何が作れるのか」を見せられるポートフォリオが書類通過率を大きく左右します。

SES経験者は特に重要

SES企業での実績は守秘義務の関係で詳細を語れないことが多いです。ポートフォリオがあれば、業務外でも技術力を磨いていることを証明できます。

SESからの転職を検討している方は「SESから自社開発に転職する方法」もあわせて参考にしてください。

面接での話題になる

ポートフォリオは面接での会話のきっかけにもなります。「なぜこの技術を選んだのか」「どんな課題をどう解決したのか」といった深い技術的議論に発展することが多く、自分の実力を自然にアピールできます。

ポートフォリオに載せるべきもの

必須の要素

要素 内容 優先度
個人開発プロジェクト 自分で企画・開発したWebアプリやツール ★★★
GitHubプロフィール コントリビューション履歴、ピン留めリポジトリ ★★★
README プロジェクトの概要・技術スタック・工夫した点 ★★★
技術ブログ 学んだことや技術的な発見のアウトプット ★★
職務経歴のサマリー 担当プロジェクト・役割・実績 ★★

あるとプラスになる要素

  • OSSへのコントリビューション
  • 技術書の輪読会や勉強会での登壇資料
  • 取得資格の一覧
  • ブログやnoteでの技術記事

GitHubの整え方

プロフィールを充実させる

GitHubのプロフィールは、採用担当者が最初に目にするページです。以下を設定しましょう。

  • プロフィール画像: 顔写真でなくても、アイコンやアバターで問題ありません
  • Bio: 一言で自分を紹介(例:「Webエンジニア / React, TypeScript, AWS」)
  • ピン留めリポジトリ: 自信のあるプロジェクトを6つまでピン留め
  • README.md(プロフィールリポジトリ): 自己紹介・スキルセット・連絡先を記載

プロフィールREADMEの例

## 👋 About Me
Webエンジニアとして5年の実務経験があります。
フロントエンド(React/TypeScript)とバックエンド(Go/Python)の両方を経験しています。

## 🛠 Skills
- **Frontend**: React, TypeScript, Next.js, Tailwind CSS
- **Backend**: Go, Python, Node.js
- **Infrastructure**: AWS (ECS, Lambda, RDS), Docker, Terraform
- **Others**: Git, GitHub Actions, Figma

## 📝 Recent Projects
- [プロジェクト名1](リンク) - 概要
- [プロジェクト名2](リンク) - 概要

コントリビューション履歴を意識する

採用担当者はコントリビューションの草(緑のマス目)を見ています。毎日コミットする必要はありませんが、定期的にコードを書いていることが伝わると好印象です。

READMEの書き方

プロジェクトのREADMEは、ポートフォリオの「顔」です。以下の構成で書くのがおすすめです。

READMEテンプレート

# プロジェクト名

## 概要
このプロジェクトは〜(1〜2文で何をするアプリか説明)

## デモ
- URL: https://example.com
- スクリーンショット: (画像を貼る)

## 使用技術
- Frontend: React, TypeScript
- Backend: Go
- Database: PostgreSQL
- Infrastructure: AWS (ECS, RDS)
- CI/CD: GitHub Actions

## 機能一覧
- ユーザー登録・ログイン
- 〇〇の一覧表示・検索
- 〇〇の作成・編集・削除

## 工夫した点
- 〇〇の処理でパフォーマンスを改善(具体的な数値があれば記載)
- テストカバレッジ80%以上を維持
- CI/CDパイプラインで自動デプロイ

## 開発期間
約2ヶ月(土日中心)

## セットアップ方法
(ローカルで動かす手順)

READMEで差がつくポイント

  • デモURLを用意する: 実際に動くアプリがあると、採用担当者の印象が格段に良くなります
  • スクリーンショットを載せる: テキストだけでなく、ビジュアルで伝える
  • 「工夫した点」を必ず書く: 何を考えてどう実装したかが伝わる
  • テストを書く: テストコードがあるだけで、実務経験を感じさせる

個人開発プロジェクトのアイデア

「何を作ればいいかわからない」という方のために、面接でウケがよいプロジェクトのタイプを紹介します。

初級(経験1〜2年向け)

  • タスク管理アプリ: CRUD操作の基本を見せられる
  • ブログシステム: 記事投稿・カテゴリ・検索機能
  • 家計簿アプリ: フォーム入力、集計処理、グラフ表示

中級(経験3年以上向け)

  • API連携サービス: 外部APIを組み合わせたデータ集約ツール
  • リアルタイムチャットアプリ: WebSocket、認証、通知機能
  • ECサイト: 商品管理、カート、決済処理(テスト環境)

上級(リーダー・PM志望向け)

  • OSSライブラリの開発: 実用的なツールを公開し、ドキュメントも整備
  • マイクロサービス構成のアプリ: 設計力をアピール
  • インフラのコード化: Terraform/CDKでのインフラ構築

プロジェクト選びのコツ

  • 自分が応募する企業の技術スタックに合わせる
  • 実用性があるものを選ぶ(自分が使いたいものだと自然に力が入る)
  • 完成度を上げる(未完成よりも、小規模でも完成しているものが評価される)

PM・マネジメント職のポートフォリオ

PMやマネジメント職を目指す場合、コードだけでなく以下のような成果物もポートフォリオに含められます。

PMが見せるべき実績

  • プロジェクトの概要書: 規模、期間、チーム構成、自分の役割
  • 課題解決のストーリー: どんな課題に対して、何を提案し、どう解決したか
  • 数値実績: 開発期間の短縮、バグ率の改善、コスト削減など
  • プロセス改善: アジャイル導入、レビュー体制の構築、CI/CDの整備

注意点

守秘義務に配慮し、企業名や具体的な数値は伏せるか、抽象化して記載しましょう。「某SaaS企業のBtoBプロダクト開発プロジェクト」のような表現で問題ありません。

筆者はPMとしての実績を職務経歴書に詳しく書き、個人開発のGitHubリポジトリで技術力も補足するという組み合わせで転職活動を行いました。

ポートフォリオでやりがちなNG

未完成のまま放置する

動かないプロジェクトや、READMEが空のリポジトリはマイナス印象になります。完成度が低いものはピン留めから外しましょう。

チュートリアルのコピペ

UdemyやProgateのチュートリアルをそのまま載せても評価されません。チュートリアルで学んだ技術をベースに、独自の機能や改良を加えましょう。

技術スタックだけ豪華にする

使ったことのない技術を並べても、面接で突っ込まれたときに答えられなければ逆効果です。実際に理解して使った技術だけを記載しましょう。

よくある質問

Q. ポートフォリオは何個くらいあればいいですか?

A. 質の高いものが2〜3個あれば十分です。数が多くても未完成のものが混ざっているとマイナスになります。GitHubのピン留め機能で、自信のあるプロジェクトだけを見せるようにしましょう。

Q. デザインが苦手でも大丈夫ですか?

A. バックエンドエンジニアであれば、デザインの完成度は重視されません。Tailwind CSSやUIライブラリ(MUI、shadcn/uiなど)を使って最低限見栄えを整えれば問題ありません。

Q. 業務で使っている技術と違う技術で作っても評価されますか?

A. 評価されます。むしろ「業務外でも自主的に新しい技術を学んでいる」という姿勢が好印象になります。ただし、応募先の技術スタックに合っているとさらに効果的です。

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まとめ

エンジニア転職のポートフォリオ作りのポイントを整理します。

  • ポートフォリオは書類通過率を上げる強力な武器になる
  • GitHubのプロフィールとピン留めリポジトリを整えるだけでも効果がある
  • READMEには概要・技術スタック・工夫した点を必ず記載する
  • 個人開発は完成度重視——小規模でも動くものが評価される
  • PM志望者はプロジェクト実績のストーリーで差別化する
  • チュートリアルのコピペや未完成リポジトリは避ける

ポートフォリオ作りは時間がかかりますが、転職活動において最もコスパの良い投資のひとつです。まずは小さなプロジェクトから始めて、少しずつ充実させていきましょう。



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